読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 4人
QRコード
QRCODE
プロフィール
木鶏
木鶏
アクセスカウンタ

和歌山の情報発信
ブログポータル

ログインはTOPページで
私も作ってみる


[PR] 和歌山情報ブログでチェックイコラブログ
[PR] 商品ページ1ページからリニューアル!!楽天ヤフーOK!現在キャンペーン


2016年03月28日

◆ 自分を磨き続ける魔法の言葉 ◆(前編)

今田洋輔(「銀座久兵衛」二代目店主)
    ×
早乙女哲哉(天ぷら「みかわ是山居」主人)
────────────────────────────────────

当代一流の寿司の名店「銀座久兵衛」。

昨年、創業80年を迎えた老舗は、
いまも多くのお客さんに
支持されています。

そんな「銀座久兵衛」が
どのように誕生したのか、
知りたくありませんか?

豪快にして実直な
創業者の人柄が
浮かび上がってきます。

   *   *   *   *   *   *

【今田】
昔、築地に「とんぼ」という
大きな料亭がありまして、
親父がまだ田舎から出てきて
間もない頃にそこで寿司を
握っていましてね。

銀行と企業の懇談会の時に、
先輩の一人が常連さんに
言われて歌舞伎の声色を
やらされていたんですが、
親父は何の芸もない男で、
「酒だったら何杯でも飲んでやる」と、
大きな鉢にドボドボ酒を入れて
一気にカーッと飲んだらしいんです。

そうしたら、そこにいた
浅野セメントの浅野総一郎様が、
面白い男だと気に入ってくださって、
「店を出したらどうだ」と勧められて
昭和10年に「久兵衛」を始めたんです。

ありがたいことに、
北大路魯山人先生や
志賀直哉先生といった文化人や、
吉田茂先生をはじめとする
政財界の方など、たくさんの方々に
ご贔屓にしていただいてきました。


【早乙女】
ご自分でご覧になって、
先代の仕事ぶりはいかがでしたか。


【今田】
やっぱり身を粉にして働くことを
少しも厭わないというか、
商売というのは体を
張ってやるものだということを、
父の働く姿から学びましたね。

酒飲みでしたから、
私が仕事を覚える前に
死んじゃうんじゃないかなんて
心配したこともありますが、
おかげさまで74近くまで
生きてくれました。

普段は私と目を合わせて
話をすることもほとんどないような
シャイな人でしたけれども、
お店に出るとそれを感じさせないんです。

まぁお酒好きだったものですから、
お酒の力を借りながらお客様と
丁々発止をするんですね。

普段から偉い方に対しても
あんまり気にしないでものを
言うほうだったし、飲ませればさらに
面白くなるというんで評判だったんです。


【早乙女】
やっぱり魅力っていうのは、
その人にロマンがあるか
どうかじゃないですか。

夢ですよ。

夢を持ってる人のところに
人が集まって来るんです。


(後編)につづく


同じカテゴリー(致知(仕事・プロ観))の記事
 「イチロー選手は目覚まし時計を必ず二個置いて寝る」 (2016-04-01 21:00)
 ◆ 自分を磨き続ける魔法の言葉 ◆(後編) (2016-03-29 21:00)
 「長く発展する会社の条件」 (2016-03-24 21:00)
 「売れるための3か条」 (2016-03-11 21:00)
 「ホンダ流の3つの考えの出し方」 (2016-01-06 21:00)
 「一つ上の仕事を招き寄せる心構え」 (2015-12-24 21:00)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。