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2013年02月15日

「人生は習慣の織物」


『致知』2010年9月号
特集「人を育てる」より
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鋭きも 鈍きもともに 捨てがたし 錐と槌とに 使い分けなば
幕末期の日本で最も大きい私塾「咸宜園」(かんぎえん)の
塾主であった儒学者・広瀬淡窓(ひろせたんそう)が詠んだ和歌です。

人間には人それぞれに個性があり、
 違った能力があるものである。
 その能力を生かすことこそ大切

といった教育法に感化され「咸宜園」の門を叩いた塾生は4000人を
超えたと言われ、その塾生の中には、靖国神社の銅像として知られる
天才参謀・大村益次郎や蘭学者の高野長英、
日本初の写真家・上野彦馬など、数多くの有為な人材が輩出されました。

厳しさと優しさを備え、儒教の教えの根幹は「敬天」と捉え、
天が求める生き方をすれば、必ず良い報いが得られ、
 悪い行いをすれば必ず悪報がある

という人生観に基づいて、淡窓が考え、実践したのが「万善簿」でした。

「万善簿」とは、
ひとつ善いことをしたら白丸をひとつ。
・食べ過ぎ、飲み過ぎ
・腹を立てる、どなる
・交際に情を持ち込む
・財を出し惜しむ
など、悪いことをしたときには黒丸を1つつけて、
白丸から黒丸の数を引いていきます。
白丸から黒丸を引いて白丸の合計が1万になるのを目指して、
ひたすら善行に励み、悪行を戒めることを「帳簿」につけ、
自らの日々の生活態度を厳しく戒めたといわれています。

54歳から始めた善行を晩年までつけ続け、
67歳で見事1万善を達成します。
「人生は習慣の織物」と言われるように淡窓の「万善簿」は、
人物の偉大さと良習慣の密接な関係を示してくれます。



タグ :致知習慣

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