2013年08月05日
【幸福を呼び込む秘訣】
祐木亜子(中国古典研究家)
『致知』2013年8月号
「心の主催者となるための指南書『菜根譚』に学ぶ」より
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江戸時代末期に日本へ伝わり、多くの人に
愛読されてきた『菜根譚』。
自ら心の拠り所とされてきた祐木亜子さんが語る
「人生を謳歌するための秘訣」とは。
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『菜根譚』には、生を楽しみ、寿を保つ秘訣を表す
言葉がたくさんあります。
「人生の福境禍区は、皆念想より造成す」
(幸福か不幸かは人の心が決めることだ)
幸せを外に求めているうちはどこまでいっても
それを得ることができず、
同様に不本意な現状を他者のせいにしているうちは
いつまでもその現状を変えることはできません。
職場においても、チームの仕事が上手くいかないのを
誰かのせいにするのは簡単ですが、
どうしてミスが起こったのか、今後どうすれば
それを防ぐことができるのか、
というふうに問題を自分に帰着させる。
自分の内に戻してみることで、問題打開の道は開けていくものです。
幸不幸はすべて心の持ち方次第で、外に求める心を内に向けることの
大切さをこの言葉は教えてくれていると私は考えます。
Posted by 木鶏 at 21:00│Comments(0)
│致知(生き方・人生観)