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2013年10月08日

【知られざる偉人の軌跡】


『致知』2013年9月号 「編集長コラム」
特集「心の持ち方」より
────────────────────────────────────

歴史に鮮やかな軌跡を残した人は皆、
人生は心の持ち方が大事であり、
心の持ち方によって人生は決まる、と言います。
本日は好評の「編集長コラム」よりお届けします。

 * * *

常岡一郎、と聞いても知る人は多くないだろう。
明治32年、福岡県生まれ。
少年期から頭脳明晰、正義感が強く、
慶應義塾大学予科一年の時には
島崎藤村らを招いて講演会を開催、
自らその前座を務めるといった才気煥発な青春時代を送った。
議論をすればたちまち相手を論破。カミソリと渾名されたという。

この人の人生に暗雲が立ちこめたのは大学卒業目前。
肺結核で倒れたのである。
一転して病床に伏す身となり、近寄ってくる者はいなくなり、
孤独を嘆く日々を過ごすことになった。
そんなある日、一人の見舞客が訪れ、常岡に言った。
「比叡山も高野山ももとは誰も住まない田舎だった。
 そこに徳の高い人が住み、人々が集う所となった。
 あなたは人々が群れる東京という都会に住んでいるが、
 周りに誰も寄ってこない田舎だ。
 そんな人間でどうする。徳を積んで病気と縁を切りなさい」

このひと言に常岡は奮起、大学を中退し
修養生活に身を投じる決心をした。
柳行李にトイレの掃除道具を入れ、各地を回って
奉仕作業を始めたのである。
常岡は言う。
「闘病15年、5000日。病を見つめながら自らを練った。
 病を治すことをやめ、病で自分の性格を直すことに
 全心全力を尽くし、 九死に一生の中から心魂を練ってきた」
ついに病を克服した常岡は昭和10年、
修養団体・中心社を立ち上げ、
月刊誌『中心』を発行。
講演に人生相談に全国を行脚、90歳まで人としての道を説き続けた。

すべてを人のために使い切り、出し切った人生だった。



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