2013年08月19日
【チャンスを呼び寄せた3つの習慣】
里岡美津奈(人材育成コンサルタント)
『致知』2013年8月号
連載「20代をどう生きるか」より
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全日空(ANA)で24年間客室乗務員(CA)を務め、
天皇皇后両陛下や各国要人のVIP特別機担当として
活躍してきた里岡美津奈さん。
現在は独立して人材育成
コンサルタントを務める里岡さんに、
原点となった20代のご体験を交えながら、
一流の人材に成長するための心掛けを伺いました。
* * * * * *
私はこれまでの人生で、何かを狙って
掴み取った体験は一度もありません。
短大を卒業後、実家で家事手伝いをしながら、
このまま結婚していくのだろうなと漠然と考えていた私が、
程なく全日空(ANA)のキャビンアテンダント(CA)となり、
天皇皇后両陛下をはじめ各国の要人の接遇に携わる
立場になるなど思いも寄らないことでした。
特別な取り柄もない私が、
こうした素晴らしい機会に恵まれたのはなぜでしょうか。
一つ思い当たることは、習慣を大切にしてきたということです。
私がいつも心掛けてきたのは、
「常に笑顔でいること」
「身だしなみをきちんと整えておくこと」
そして
「常に相手の期待より少し上を目指していくこと」
でした。
入社して九年目、トップVIP担当の
客室乗務員の訓練制度が発足し、
私はその第一期のメンバーに選ばれました。
イギリスのサッチャー元首相のフライトを
担当させていただくことになった時、
私をなぜそのような責任ある仕事に選んでいただいたのか、
上司に尋ねてみました。
その上司は、私の仕事にはミスが少なく、
常に高いクオリティーで安定しているので
安心して任せられると判断してくださったそうです。
習慣というのは、昨日、きょう始めたことではなく、
どんな状況でも常に行っていることです。
よい習慣を続けてきたことで、
私は少しずつ周りの方々から信頼され、
安心してもらえる人財に育っていったのでしょう。
そして私の習慣は、二十代の頃の様々な体験を通じて
培われたものなのです。
Posted by 木鶏 at 21:00│Comments(0)
│致知(仕事・プロ観)
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