2016年03月23日
「童話に込められた願い」
神沢 利子(童話作家)
『致知』2016年2月号
連載「生涯現役」より
────────────────────────────────────
童話『くまの子ウーフ』。
子供の頃に読まれた方も
多いのではないでしょうか。
他にもたくさんの心温まる
童話を世に送り出してこられた
神沢利子さん、91歳。
そんな神沢さんに、
一つひとつの作品に込めて
こられた思いを伺いました。
短い言葉の中に、
深い思いが伝わってきます。
* * * * * *
──つひとつの作品にどんな思いを
込められてきたのでしょうか。
私が昔書いた本の「あとがき」に、
「いまはただ、
わたしのかくもの、
かいたものが、
こどもたちのいのちの火に風を送る、
鍛冶屋のふいごの役を
務めるものでありたいと
ねがっている」
と書いたことがありますが、
その気持ちはいまも同じですね。
──「いのちの火に風を送る」
というのはとても素敵な表現ですね。
人にはいろいろな人がいて、
大きな人もいれば、小さな人もいます。
才能のある人もいれば、
そうでない人もいる。
でもどんな人にもそれぞれが
自分の命をもって、
それぞれに生きているでしょう。
だから大きい命でも小さい命でも、
それぞれの命を大切にして、
いっぺんきりの人生を精いっぱい
生きてほしいと願っているんです。
『致知』2016年2月号
連載「生涯現役」より
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童話『くまの子ウーフ』。
子供の頃に読まれた方も
多いのではないでしょうか。
他にもたくさんの心温まる
童話を世に送り出してこられた
神沢利子さん、91歳。
そんな神沢さんに、
一つひとつの作品に込めて
こられた思いを伺いました。
短い言葉の中に、
深い思いが伝わってきます。
* * * * * *
──つひとつの作品にどんな思いを
込められてきたのでしょうか。
私が昔書いた本の「あとがき」に、
「いまはただ、
わたしのかくもの、
かいたものが、
こどもたちのいのちの火に風を送る、
鍛冶屋のふいごの役を
務めるものでありたいと
ねがっている」
と書いたことがありますが、
その気持ちはいまも同じですね。
──「いのちの火に風を送る」
というのはとても素敵な表現ですね。
人にはいろいろな人がいて、
大きな人もいれば、小さな人もいます。
才能のある人もいれば、
そうでない人もいる。
でもどんな人にもそれぞれが
自分の命をもって、
それぞれに生きているでしょう。
だから大きい命でも小さい命でも、
それぞれの命を大切にして、
いっぺんきりの人生を精いっぱい
生きてほしいと願っているんです。
Posted by 木鶏 at 21:00│Comments(0)
│致知(大切なこと)