読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 4人
QRコード
QRCODE
プロフィール
木鶏
木鶏
アクセスカウンタ

和歌山の情報発信
ブログポータル

ログインはTOPページで
私も作ってみる


[PR] 和歌山情報ブログでチェックイコラブログ
[PR] 商品ページ1ページからリニューアル!!楽天ヤフーOK!現在キャンペーン


2012年04月02日

「人間の底に光る素晴らしいもの」~致知~


『致知』2012年4月号 特集「順逆をこえる」より
鈴木秀子(文学博士) 対談「人生の幾山河をこえて見えてきたもの」
───────────────────────────────────────────
『旧約聖書』に「ヨブ記」というものがあります。
ヨブは義人と呼ばれるほど真面目な人だったのに、財産を失い、
家族は殺され、友人は去り、その上体中が蝕まれるというように、
人間が味わいうるあらゆる苦しみを味わうんですね。

その間、ヨブは神を呪い続けました。
「神よ、あなたは全知全能なのに、
なぜこんな苦しみを自分に与えるのですか」と。
しかし、神は何も答えてはくれない。
そして最後に力尽きてしまった時、
沈黙を続けていた神の声を初めて聞くんですね。
それは「ヨブよ、苦労したね。大変だったね」
という慰めの言葉ではなく、
「ヨブよ、帯して立ち上がれ」という言葉でした。
帯をすると誰でもシャキッとする。
そのように自分をシャキッと整えて力強く立ち上がりなさい
という言葉だったんです。

ヨブはこれを聞いた時、
「ああ、自分は裸でこの世に生まれ、
裸でこの世から去っていかなくてはいけない。
神に命を与えられ、たくさんの恩恵を受けながら
生かされている存在なんだ」と気づき、
「その恩をこれからは他の人に返していこう」と誓うわけですね。

だから、誰だって辛くてたまらない時はあるけれども、
でも生きるのは苦しくて当たり前。
心が動揺しそうな時は、環境や人のせいにしたりするのではなくて、
自分の内面を整え、人間の底に光る素晴らしいものを見出しながら
希望を持って生きていく。
その時に、自分に必要ないい環境が引き寄せられ、
天に計らわれていくのではないかと思います。


タグ :致知ヨブ記

同じカテゴリー(致知(大切なこと))の記事
 ◆ 人間にとって一番大切なもの ◆ (2016-04-27 21:00)
 ◆ 特筆すべき二つの業績 ◆ (2016-04-20 21:00)
 ◆ 特攻で散った父の思い ◆ (2016-04-19 21:00)
 ◆ 問題の本質に迫る「小定員学校論」 ◆ (2016-04-14 21:00)
 ◆ 登呂遺跡が日本人に残したもの ◆ (2016-04-08 21:00)
 「童話に込められた願い」 (2016-03-23 21:00)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。